活性汚泥の色drico2020年5月10日読了時間: 1分更新日:2021年6月19日「活性汚泥の色」は、排水の成分、処理設備フロー等ににより、千差万別である。従って、「この色が良い。」と一般化することは出来ない。しかしながら、「活性汚泥の色変化」と「運転状況」が、以下のような関係となっていることがしばしばある。・茶色っぽい→黒っぽい DO(酸素)不足。ORP低下。・茶色っぽい→白っぽい 栄養塩不足。微量元素不足。過負荷。活性汚泥中に油分蓄積。このような関係が自設備でも明らかになれば、「活性汚泥の色変化」を、運転管理に役立てることが出来る。
DO(溶存酸素量)DO(溶存酸素量)とは、水1Lに含まれる酸素の重量のことである。単位はmg/L。 好気処理において、DOが0mg/L付近まで低下すると、活性汚泥本来の能力が発揮出来なくなる。DOが低いと、酸素の移動速度が低下し、フロックの内部が嫌気化するためである。特に硝化槽においては、D...
栄養塩排水の生物処理に必要な元素を栄養塩という。排水処理においては、窒素(N)、りん(P)のみを指す場合が多い。 栄養塩(窒素、りん)が不足すると、処理性(BOD、CODMn)悪化や、沈降性(SV、SVI)悪化など様々な問題が生じる。糸状菌も発生しやすくなる。栄養塩不足で各種問題...
酸化還元電位(ORP)溶液に含まれる成分の酸化力と還元力の差を酸化還元電位(ORP)という。単位はmV。 プラスで大きいほど、酸化されやすい状態、マイナスで大きいほど、還元されやすい状態である。 排水処理の分野では、脱窒槽の嫌気状態を酸化還元電位で確認する。...
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