BOD/COD Cr比率
- drico
- 2020年5月8日
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更新日:2022年1月22日
一般的に、BOD/COD Cr比率が0.4を超えていれば、その排水や化学物質は、生分解性が高い(易分解性)と推測出来る。例として、易分解性であるメタノール、グルコースのBOD/COD Crは、それぞれ、0.6程度、0.5程度である。
なお、生分解性が相当高い物質でも、BOD/COD Crが0.8を超えることは稀である。これは、BOD測定時には、有機物は一旦菌体に変換され、その結果、有機物が100%酸化されることはないからである。
化学物質の化学式から計算したTOD(全酸素消費量)による、BOD/TOD比率でもBOD/COD Cr比率と同等の傾向となる。
ただし、BOD/COD Cr比率では、馴養により生物処理が出来るようになる可能性が分からない。
例えば、DMSO(ジメチルスルホキシド)のBOD/CODCr比率は0.1以下となり、難分解性と判断される。しかし、実際には活性汚泥による生物処理が可能である。これは、BOD測定に使用する種汚泥がDMSOに馴養されていないため、BODが過小評価されるためである。
一方、難分解性成分を少量含む排水では、BOD/COD Cr比率が高くても、生物処理後のCODMnは高くなることが多い。難分解成分以外の易分解成分だけで、BOD値は高く測定されることがあるためである。
【参考】
ドリコの請負試験(分解度試験、連続試験)紹介ページ →請負試験
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